J.HERBIN(エルバン)のインクの中でもヴィオレパンセは特別です。
パンジーの紫という名のこの色は、1960年代までフランスの小学校の指定色にされていたそう。青でも黒でもなく紫というところがフランスという国のセンスを感じさせます。
本当に花から搾り出した汁のような色あいです。
フランスの小学生がこの色でノートを綴っていたかと思うと本当にドキドキわくわくします。
ヴィオレパンセの魅力はインク色の変化です。赤紫を味わえるのは書いたその瞬間だけ。定着する頃にはヴィオレパンセの名にぴったりの控えめだけど美しい青紫に変化します。