万年筆の不思議な書き味
パイロットの万年筆は以前からグランセを持っていますが、柔らかくスベる書き味に馴染めていません。筆で例えるなら、筆の腹で書いていて穂先が決まらないような感覚で、一画目の入りが跳ねたようになります。
色々調べてみると「パイロットの書き味は柔らかい」という評価が多く、こんなものなのかなと思っていました。
硬めが好きなわたしはパイロットの万年筆に苦手意識を持っていました。
しかしカスタムヘリテイジ92の透明ブラック軸を知ってから、欲しい、使いたいという欲求がムクムク湧いてきて、検索しては画像を見つめてため息の毎日。ついに手に入れてしまいました。
現物を見てやはり美しいと感じたこともありますが、決め手は、試筆でそんなにスベらず、むしろ適度な抵抗感がある。そのせいか柔らかくないと感じたことです。
例えて言うならゲルインクと油性ボールペンのような違いです。
ペン先は中細を選びました。
そしてどのインクを入れようか悩みながらあれこれしているうちに、なんと落としてしまいました。
購入当初は太さ一定だった筆跡が掠れるように。ブルーインクが購入当初、ブラックが落とした後です。特に縦線が書きにくくなりました。
しかしこの書き味が、とても気に入ってしまったのです。くるくる表情を変える線幅と、適度な抵抗感にすっかりハマってしまいました。
ペンを走らせたいがために抜き書きする毎日。
当初はすぐ調整に持って行かなきゃと考えていましたが、今はこの書き味を飽きるまで堪能しようと思います。
セリア システムバインダー6穴のリメイク
カスタムすると、こうなります。
セリアでずっと気になっていたシステムバインダーを手に入れました。
左側のバインダーです。勢い余ってミニバインダーも買ってしまいました。
さんざん使いみちがないと言いながら、またもシステム手帳(バインダー)を2冊。システム手帳に関しては道楽を極めてしまおうかと半ばヤケになっています。
しっかりした造りで金具の開きも問題ありません。サイズはバイブル手帳リフィルのジャストサイズです。
軽さとリング径は申し分ありませんが、持ち歩く気満々なので安っぽいクラフト紙の感じをどうにかできないかと考え、ペンキで塗ることにしました。
一時期DIYに目覚めたとき買い集めたターナー(Turner)ミルクペイントというペンキから、ピスタチオグリーンを選びました。
背表紙の鋲をマスキングテープで養生します。
ざっと塗って乾燥。
マスキングテープを剥がして出来上がりです。
さすがペンキ、地の色が透けることなく大変美しい仕上がりです。
白色の背景で撮ったところ。本来の色に近いです。真ん中やや下寄りに縦に一筋みえるのは刷毛の毛です。DIYならではのハプニング。
クジャク柄のディバイダーが映える、とてもかわいいバインダーになりました。
北欧のかおりただよう文房具
文房具を買わないチャレンジの前、最後に買ったものたちです。
雑貨屋さんのフライングタイガーコペンハーゲンで手に入れました。
旅先で立ち寄りましたが、滞在中なんども足を運んでしまいました。文房具のデザインが素敵なうえ、とても安いのです。お店に行くたびに際限なく購入してしまいそうになり、これではいけないと今回のチャレンジへの気持ちを固めました。
ハードカバーのA4ノートはなんと200円。
書き味はまだ試していません。デザイン重視で選びました。何に使おうか。。。
ノートパッドは週間TODOを記録するようなフォーマットです。見開きにはふせんと封筒型のポケット付き。
もの珍しくて手に入れましたが果たして使い切れるのでしょうか。
一番実用的なのは、このふせんです。
すごい量。
全部で1000円もしませんでした。素敵すぎる。
これが何も考えず欲しいままに手に入れるさいごの買い物になりますように。
文房具を買わないチャレンジ
ふと、自分はこの先10年以上買わなくていいくらい文房具を持っているのではないかと思いました。
ノート60冊、筆記具ざっと50本、万年筆インクボトル13瓶、カートリッジおよそ30本。モノを減らしてスッキリ生きたい人間のもつ量をはるかに超えています。
システム手帳にいたっては、使い途もないのに7冊。もう道楽です。
そこで年明けから、漫然と文房具を買うのをやめたい、やめようと誓いました。
本当に、本当に欲しいものをじっくり考えて増やす。増やすときには減らすことで、総量は必ず守る。
ノートと筆記具は減らす。筆箱のふたを閉めたいのです。
そんな心持ちの自分が一年間、どんな文房具をどれだけ買うのかたのしみです。
山のはじまり
60冊近くある未使用ノートの山。すぐに使う予定のないノートを集めはじめたのは、竹尾のノートからです。
ドレスコと呼ばれるシリーズが大好きです。
孔雀がかわいい。
ここにも。
表紙に見たことがないテクスチャの紙を使い、開くとハッとするような色をあしらっているノートもあります。紙そのものの美しさを本当に満喫できます。さすが紙問屋のノートです。
竹尾のノートは取扱っている店が少ないので、見つけると買占めるを繰り返すうちに使っていないもので13冊になってしまいました。
特にサンバレーオニオンスキンのノートが好きですが、この紙、2010年に生産が終了したそうです。サンバレーオニオンスキンについてはまた別の機会に書こうとおもいます。